バルガス=ジョサ連発

 ノーベル文学賞受賞が追い風になって、マリオ・バルガス=ジョサの翻訳が続いて刊行されています。どれも高くて分厚いので嬉しい悲鳴。もっとも、新潮社の2作品は新装版で、すでに読んだことのあるものではありますが。
 「都会と犬ども」は旧版を持っているのだけれど、「世界終末戦争」は高くて手が出なかったので再版は嬉しい。装丁も渋め。
 「チボの狂宴」は前々から出版は告知されていたけど、いざ出るとやっぱり嬉しい。装丁かっこいいですね。最初は予価5,000円くらいになってたけど、1,000円くらい安くしたのも英断だと思う。まだ買ってないけど、その内買います。
 しかしバルガス=ジョサは「楽園への道」もいつだったか翻訳が出たし、作品社さんから来年も何かしら出るみたいで、ファンの人はたまらん展開なんじゃないかな。
 来年といえば、岩波文庫からオクタビオ・パスの「弓と竪琴」が復刊されるらしく、ラテンアメリカの風が吹いてきているのかなと思ったり思ってなかったりします。

世界終末戦争

世界終末戦争

都会と犬ども

都会と犬ども

チボの狂宴

チボの狂宴