イナバウアー

イナバウアーというあれがあるけれども、これは人の名前そのもので、イナ・バウアーという名前なのだけれど、こういう何となく技っぽい名前の人でよかったなと思った。

「荒川選手の美しいイナバウアー
「なんて優雅なイナバウアーなんでしょう」
「いやあ素晴らしいイナバウアーでしたね」
イナバウアーから3連続ジャンプ」
「世界で唯一のイナバウアー
「ここでイナバウアーを出した!」

イナ・バウアーはドイツ人だけれど、これがイタリア人だったら大変だ。
ASローマというチームにシモネッタという選手がいる。
もしもイナ・バウアーではなく、シモネッタという名前だったらきっと大変だったのだ。

「荒川選手の美しいシモネッタ」
「なんて優雅なシモネッタなんでしょう」
「いやあ素晴らしいシモネッタでしたね」
「シモネッタから3連続ジャンプ」
「世界で唯一のシモネッタ」
「ここでシモネッタを出した!」

大変なことになってしまう。何せシモネッタである。
以前FC東京ASローマが練習試合をしたときぼくはそれを観に行ったのだが、ローマの控え選手にシモネッタはいた。
選手紹介の際にシモネッタの名前が呼ばれると、スタジアムのあちこちから失笑がもれたのだった。
何度もいうが、シモネッタである。本人は知らぬだろうけれど、日本的には下ネッタなのである。
しかしイタリアにはもっと凄い名前の選手がいる。マイナーな選手だ。
きっとセリエC1かC2でプレーしているに違いない。あるいはプロではないのかもしれない。
ジュゼッペ・マンコ。いるのである。
実際に観たことはないが、チャンピオンシップマネージャーというPC用のサッカーゲームに実在選手として登録があるのである。
このジュゼッペ・マンコが創始者であったなら、大騒ぎである。
ここではあえて書かないので、上の例文とマンコの名前を組み合わせて勝手に遊んでください。


ここまで書いて、何を書いているんだろうかと鬱になった。