アルゼンチン、アグエロ

 昨日の話しなのだが、アルゼンチンリーグが放送されていたので見ていたのだった。インデペンディエンテvsボカ・ジュニオールスというカード。
 帰宅した頃には前半が終わってしまっていたので、後半しか見ていない。学生の頃はアルゼンチンリーグやブラジル選手権を猿みたいに見ていたが、働き始めるとなかなかそうもいかない。録画しておいたところで、結局見る暇がない。
 しかしそんな愚痴はどうでもいい。アルゼンチンリーグだ。この試合に勝ったボカが優勝を決めたのだが、ぼくが楽しみにしていたのはインデペンディエンテアグエロという選手だ。インスーアがボカに移籍したあと、インデの10番を背負った少年なのだが、この子が本当に素晴らしい選手で、サビオラアイマールテベスと同等、いやそれ以上の才能がある気がしてならないのだった。
 重心を低くした、しかも素早いドリブルが魅力だ。腰を落としているから、なかなか当たり負けしないし、小さい身体はDFの間をすり抜けてしまう。そしてポジショニングがよく、ファーストタッチのコントロールが絶妙なのだ。ホナウヂーニョみたいな曲芸的なプレーはないが、すてきにうまい選手であると思う。
 残念なことに、このボカ戦には出場していなかった。代表に入るかと思っていたが、それもなかった。残念だ。ワールドカップでこの選手を見たかったな。
 アグエロは、来シーズンはスペインのアトレティコ・マドリーでプレーするようだ。アグエロのプレーは見ていて本当に楽しいので、見る機会が増えるのはいいことだが、まだ早い気がするんだよね。才能が潰れるのは見たくないものな。