ワールドカップ

 ゲルマンvsアルヘン。
 ウワーン負けちゃったよ。PK戦まで持ち込んだんだけどな。延長に入ってからはアルヘンペースだったように見えるが、やはりリケルメを変えた時点で、追いつかれたら絶対勝てないと確信していた。もちろん逃げ切れていれば、問題はなかったんだけど。
 今大会のアルゼンチンはリケルメのチームだった。マスケラーノも中盤の底で素晴らしいプレーを披露したが、やはり中心にいるのはリケルメだった。そのリケルメの代わりに守備よりの選手を投入したっていうのは、攻めはもういい、守るぞというメッセージだったんだろう。時間が早すぎる気がしたが、判断としては、悪くないものだった。
 不運だったのはアボンダンシエリの負傷だろう。この人はセービングだけじゃなくて、キックの精度がダンチですごいGKなので、攻撃の第1歩になれる選手だからだ。ボカでも速攻の最初のパスはこの人だ。そんな選手が壊されたのは本当に不運だった。ていうか、大丈夫なのか、怪我の具合は。
 そういえばルチョがこの試合でスタメン復帰していたけれど、良くなかった。普段のルチョはもっと攻めに守りにハッスルするのだけれど、どうにも全体的に鈍かった。怪我の影響があったのかもしれない。
 敗退は残念だ。予想がいきなり外れたというのもあるが、もうちょっと見ていたかったチームだった。逆にドイツは、結構、今回はどうでもいいチームだ。前回大会はハマンとラメロウを中心にした守備が綺麗だったのだけれど、今回はどうにも好きになれない。シュバインシュタイガーみたいな選手がいるからかもしれない。
 それからオドンコールだ。身体能力は高いが、全然生かせていない。見ていてまったく面白みのないプレーだった。あとキックの精度も低い。いい指導者に巡り合えれば、爆発的に成長する気がするけれど、今のままじゃそのうち消える。
 とにかく残念だ。あと20分くらいでイタリアの試合が始まる。こっちはイタリア勝利と予想したが、ペソットの事故がマイナスの影響を与えていなければいいのだけれど。選手だけでなくスタッフも相当のショックを受けていそうで、心配なことこの上ない。一番心配なのはペソット自身の容態だけれど。
 あと20分か。