ワールドカップ準決勝

 今、試合終了。フランス勝利。
 この試合はスペイン戦、ブラジル戦に比べると、全くもって見所のないクソゲームだった。昨日のドイツvsイタリアの壮絶さに比べると、いまひとつ覇気のない試合。ゲーム全体を重いな空気が覆っていた。
 3位決定戦があるとはいえ、ポルトガルのワールドカップは終わった。フィーゴがこれで本当に代表引退となるわけだが、今後のポルトガルが心配になってしまった。この試合を見ていて、そう思った。ホナウド、シモン、デコ、ヴィアナ、ポスチガあたりがオフェンスの主力になるのだろうが、ものすごい不安な人たちだ。特にホナウド。この人、何だかんだでツーロンのときから本質的には何も変わっていない。猫かぶってるっぽいけど。(笑)
 フィーゴルイ・コスタあたりのクラスには、今のままでは決してなれない。あんなにころころ転がっちゃだめだよ。見ていて、いらいらした。アンリは足がかかったところでPKを貰いにいったので、うまかったというべきなのだろうけれど、ホナウドといいポスチガといい簡単に転びすぎだ。ああ、もうこのチームはだめだなって思った。今までの戦い方が裏目に出たような試合だった。
 ポルトガルの今後は本当に不安だ。ホナウドとかシモンは完全にウィンガーで、そこがフィーゴとの決定的な違いなのだけれど、6年前くらいまでのマジカルなフットボールはもう見られないのだろうなと思った。たぶん、これからのポルトガルは7番と10番の不在に苦しむだろう。今日の試合を見ていて、フィーゴとルイ・コスタの存在の大きさがよくわかった。