ごちゃまぜこんぺ

 とにかく書けていない。書いてはボツにしている状況。いかんね。これはいかん。
 「一番最後のSS」について考えていたのだけれど、どうにもそれがわからないのだった。そもそも「SSもう終わっちゃったのかなあ」「ばかやろう。まだ始まってもいねえよ」的に思えてしまうこともあって、何をどう書けば終わらせられるのか、見当もつかない。歴史の感覚が抜け落ちているからなんだろう。
 例えば小説であれば、近代以降でいえば、「自然主義」だの「浪漫主義」だの「プロレタリア文学」だの「転向文学」だの「春樹」だのがあって、それ以降に存在している現代の作家がいて、歴史の流れというのはぼんやりと理解できる。芝居であれば、能だの歌舞伎だのを起点として、翻訳劇、新劇があって、それらへのカウンターとしてのアングラがあって、いつの間にかアングラがメインストリームにきている現状があり、それらの流れを考えずに芝居を始めようとするものはいないだろうと想像できる。
 じゃあSSは?ということになる。ぼくはSSがどのような歴史を辿ってきたのかを知らないし、歴史感覚がすっぽりと抜け落ちてしまっている。そんなものに「一番最後のSS」は、今の段階では書けないだろうと判断し、中断していた別のSSの続きを書こうと決めた。決めました。書きあがったとして、二次創作から遠く離れたものが出来上がりそうだけれど、ごちゃまぜってことで勘弁してもらえたら嬉しい。