読書について。

 「僕僕先生」と「ゼロの使い魔」はどうにか読めているのだが、それくらいしか最近は本を読めていないのだった。何かダメだな。なぜだか知らんが一日中眠いので、集中力が低下している。
 だから短篇集というのは今のぼくにはありがたくて、星野智幸の「われら猫の子」収録の短篇をいくつか読んだ。雑誌掲載時に読んだために再読となるものもあるのだが、1本目の「紙女」は初めてだった。そしてこれがまたじつに面白い小説で、そのおもしろさをうまく説明できないことにもどかしさを感じる。
 それにしても読めないな。文學界新人賞受賞作も手付かずのままだ。12月は古川日出男阿部和重の新刊が刊行されるから楽しみなのだが、すんなり読めるのだろうか。