世界クラブ選手権

 インテルナシオナルの優勝で幕となったわけですが、南米贔屓のぼくとしては万々歳だった。なかなか帰宅できなかったために前半を見ていないのであんまりあれなのだが、後半を見る限り、ゲームプラン通りの試合だったように思える。
 嬉しかったのはイアルレイが健在だったことだ。ボカ時代のマジカルなプレーの数々はまだ忘れていない。ここ数年で最強のボカだったと思っているのだが、前線のテベス、ギジェ、イアルレイ、デルガド、中盤のカシーニ、カーニャバタグリア、DFのスキアビ、ブルディソ、ペレアと超豪華な面子が揃っていたこともあるが、チームとしてもビアンチを将にまとまっていて、とにかく最高だった。
 おっと話がそれた。そんな中で輝いていたイアルレイのプレーが今甦った感があって、すごく嬉しかったし、イアルレイにボールが回るたびに興奮した。おれの中ではMVPだ。
 それにしても、ラストパスを出したイアルレイのボールの持ち方はきれいだった。というか、ああいうDFを釘付けにできる選手というのは素晴らしいですね。ギジェとかモストボイとか、ベテランの選手に多いのだけれど、DFがなぜか寄せられなくなる一瞬がある。この試合のゴールの場面でも、プジョルベレッチが寄せられずに、ずるずると後退していた。そしてスルーパスが出て、アドリアーノがきれいにフィニッシュ。最高ですね。
 世界クラブ選手権はこれで二年連続南米勢の優勝で、最高なことこの上ないのだが、一つ欲を言えば、審判としてエリソンドを招いてくれないかということだ。もしくはアナパウラさんでもOKだ。カリスマ審判を呼ぶのも興行のためになると思うんだ。