最近読んだ本
- 作者: マーク・ジェイコブスン,戸田早紀,田口俊樹,玉木雄策
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/12/14
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- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1982/09
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- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本
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- 作者: リチャードブローティガン,中上哲夫
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1991/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 尾形亀之助
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1975/06
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- 作者: ゴーリキイ,中村白葉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/01/01
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あと、新潮に掲載された宮沢章夫「返却」、青山真治「見返りキメラ」などを読んだ。「返却」はいい小説だった。この手つきがいかにも宮沢さんっぽかったんですけど、ブローティガンが引用されたり、あと電車とか都市の遠景の過去と現在が浮かび上がるようなイメージが良かったなあ。
沢木耕太郎「テロルの決算」は実にスリリングな読み物で、名著だなと思った。こんなにも読み応えのある文章を読んだのも久しぶりかもしれない。本当にいい読み物だった。右とか左とかじゃない、人間の魂と信念が交錯する瞬間を描ききった沢木さんの手腕はあっぱれとしか言いようがない。
ブローティガンの詩集は初めて買った。ギンズバーグもバロウズもそうだけれど、ビートジェネレーションの作家にはどこか共感してしまう部分があるような気がします。ドラッグはやったことないんだけどな(笑)。尾形亀之助の詩集も良かったです。でもいろんな詩人の詩集を読むたびに、とてもじゃないが、おれは詩人にはなれないと思う。ガチの詩人は住んでる世界が違うよ。
ゴーリキーの「どん底」は今月シアターコクーンで上演されるケラ版「どん底」の予習として読んだ。