小説について

 そろそろ本腰を入れてホラー小説を書いてみようと思ったのだった。まだ構想の段階だけれど、だいたいのアウトラインは決まっている。学園ホラーだ。超自然的な理由で学校に閉じ込められた少年少女たちを主人公にした群像劇を書こうと思った。
 1月のユーロスペースでの石井聰亙映画の特集上映以来、今年は自分の根っこにある部分が何であったのかを思い出しつつあるというか、初期衝動を取り戻しつつある気がしてならない。やっぱりホラーだよなっていう(笑)。キングを始めとしたモダンホラーを読み、カーペンターやアルジェントや、いやきりがないからやめるけれど、ホラー映画を観ていた時期を忘れていたつもりはないけれど、ちょっと横に置いていたままになっていたかなと思う。
 ホラーの受け口はホラー小説大賞くらいしかないと思うので、賞への応募は視野に入れずにのんびりと書いていこうと思っています。賞への応募といえば、秋の群像用の原稿も同時に進める予定。こっちは全然ホラーじゃなくて、もっとゆったりとした東京の小説を考えている。