先週観た映画

 オリヴィエ・アサイヤス強化週間であった。どれもおもしろく、ていうかピンポイントにぼくの心の琴線をついてくるような映画ばかりで、新作であれ旧作であれ、上映の機会を心待ちにする監督のひとりになりました。
 「TOKYO!」はミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノの三人による東京を舞台にしたオムニバス映画なんですが、ポン・ジュノ編の蒼井優ちゃんが最高だった。「百万円と苦虫女」の蒼井ちゃんも良かったが、「Shaking TOKYO」の蒼井ちゃんも素晴らしい。出番は少ないけれど極めて印象的だった、ニーソ的な意味で。えりくらさんは観てみるがいいさ。
 ただ3作の短編の中で最も輝いていたのはやっぱりレオス・カラックスの「メルド」だよなあ。ずば抜けていたと思う。あの野蛮さはただごとではなかった。だいたい溝口でゴジラなんだよ。ブラボー。