オリヴィエ・アサイヤスとアメリカの友人たち、結果

 吉祥寺バウスシアターでの爆音上映企画はヴェンダースの「アメリカの友人」だけ観ることができなかったのだけれど、「アメリカの友人」だけは通常上映で、10月に早稲田松竹ヴェンダースの特集上映があるので無理はしなかった次第。
 「レイクサイド・マーダーケース」も「ドッペルゲンガー」も爆音上映は一際よろしかったです。特に「レイクサイド・マーダーケース」は以前観たときよりもずっと良く思えた。爆音に加え、原作の「レイクサイド」(東野圭吾)を読んでから上映に臨んだからかもしれない。原作はミステリとして書かれているのだろうけれど、映画版は謎解き分はかなり抑えていて、親同士の関係をひたすら描いているように感じられた。爆音上映なので、怒鳴り合う声が地鳴りみたいに響く響く。
 ほんと癖になりますね、爆音上映は。10月にはサーフ映画特集があるようです。