先週観た映画

 アンゲロプロスの二作品、ビクトル・エリセの「エル・スール」。素晴らしかった。「エル・スール」は初めて観たのだけれど、「ミツバチのささやき」に勝るとも劣らない傑作でした。結末を考えると、「エル・スール」の方がより前に足を踏み出しているから、「ミツバチのささやき」よりも好みかも。
 「東京残酷警察」を観終えた後の帰り道で映画の暴力についてぼんやりと考えていたんですが、うまくまとまらない。「東京残酷警察」は暴力映画というよりも、腕が飛び足が飛び頭が破裂し、血糊や内臓がどばどば出るアクション映画でした。ストーリーが若干錯綜する分、よりシンプルな筋立ての「片腕マシンガール」の方が見やすかったかな。