小説を考える。
日本ホラー小説大賞への投稿を終えて、次はひさしぶりに文学界への投稿を考えています。ホラー的なるものから離れて、グランギニョルというか暴力的なメロドラマを考えているんですが、あんまりというかまったく文学界向けではないとは自分でもわかっているんですけど、まあ他に募集している賞もないっぽいので突っ込む他ないところです。
DVDで「復讐 運命の訪問者」を観直していたときに感じたんですが、この映画は黒沢清監督作なんですけど、本筋とは関係ないところに妙に怖くてへんてこな印象があります。唐突な発砲を始めとした唐突な暴力、日常と地続きの暴力が描かれていることは確かなんですが、クリーニング屋とか警察署の美術というか内装というか、素晴らしく不気味なんですよね。いやここまでやる必要はないだろってくらい(笑)。
観終えた後に思ったのは、これは使えるということでした。団地とか公園とかが舞台の一部となる予定なんですが、そういったところをことさら不穏に不気味に書くことで何か効果が生まれそうな気がする。要するに真似ですけど。そしてやってみないとわからないですけど。
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