2009年の元旦はこうして終わっていった。

 起きたのが昼で、まず天皇杯をテレビ観戦。いつもの元旦です。ガンバさんおめでとう。
 なんだかやけに眠かったので、試合後に昼寝しました。だらけきっている元旦でした。


 その後、DVDでも観るかと思い、黒沢清監督の「蛇の道」と「蜘蛛の瞳」を連続で観てました。去年の11月だったかな、黒沢さんのDVD-BOXが普通にお店で売られていたので買ったんですよ。時間がなくて、特典ディスクだけ観て放置状態だったんですが、やっと観られた。
 うーん、傑作。「蛇の道」は去年東京国際映画祭で観ましたが、「蜘蛛の瞳」は昔VHSを借りて観て以来だと思う。あれこんなおもしろかったっけ?と思った。「蛇の道」の方がわかりやすく活劇だからよく覚えていたのかもしれない。あとコメットさんとかインパクト大きいし(笑)。
 「蜘蛛の瞳」のラスト2シーンはすごい。心底ぞっとしました。DVDの廃盤がもったいなさすぎる。


 で、今やはり黒沢監督の「叫」のテレビ放送を観ているんですが、コマーシャルがどんどこ入るので集中力が保てない。なので、もう寝ます。DVD借りるか買うかして観た方がはるかにいい。
 でも飛び降りのシーンはうまいなあと思うし、幽霊の動きがまたいいですよね。どうにかして人間ではないものを描こうとするその姿勢にはいつもながら脱帽する。ドアを開けて帰っていくことがなぜか異様に見えるものな。
 廃墟に机と椅子を入れただけっていう警察署の美術が素敵。

蛇の道 [DVD]

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蜘蛛の瞳 [DVD]

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叫 プレミアム・エディション [DVD]

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