ふと思う。

 爆音映画祭2009での牧野貴監督の新作「THE WORLD」の上映はジム・オルーク先生のライブ付き上映だったんですが、よくよく考えてみれば、その場で音を出して映像につけるというのはサイレント映画の上映形態に近いものだったのかなと思った。上映のときには全然気づかなかったんですけど。
 サイレント期の上映がどんな雰囲気であったかはわかるわけもないんですが、やはりライブ性というのがあったと思うし、そういうのって贅沢だよねと思ってしまいます。もっともサイレントの伴奏は、その場で音をつけていくというスタンスではなかったみたいだし、「THE WORLD」上映時の生演奏とは違うものだとは思いますけど。
 うーん、何を書きたいのかわからなくなったぞ。例えば「こおろぎ」のように作り込まれた音を体感するのもいいんですけど、その場で音をつける即興性、ライブ性もまた素敵だよねってこと。かな。