切株本

ショック! 残酷! 切株映画の逆襲

ショック! 残酷! 切株映画の逆襲

 「ショック!残酷!切株映画の世界」*1に続く切株本が発売になりました。早速買って目を通したんですが、相変わらずユーモアとペーソスを交えて切株映画の魅力がこれでもかと綴られていて、読み応えがあって良いです。スチール写真のキャプションが愛でいっぱいなのも素敵。

 まだ全部は読んでないんですけど、今のところこのあたりの読み物が特におもしろかったかな。"インドネシア・グログロ・ホラーの世界"は「怪奇映画天国アジア」*2あわせて読みたい。こっちはまだ買ってないけど。
 佐藤寿保監督についての文章は、量はそんなに多くなかったんですけど、実は一番楽しみでした。常々、寿保監督のピンク映画はもっと観たいと思っていて、読んでいて、「激愛!ロリータ密漁」とかほんと観たくなった。ポレポレ東中野で上映されたときに行けなかったが悔やまれる。観たことあるのはイメージフォーラムでのピンク特集で観た「RE-WIND」と、DVDで観た「ロリータ バイブ責め」だけ。もっと観たいな。今度、ポレポレ東中野林由美香さん特集で1本上映されるので、それは行くつもり。
 「マーターズ」関連は、未見の状態で読んでいいのかどうかヒヤヒヤな感じ。とりあえず読んでない。どうしようシアターNで夏に上映されるみたいなんですが、やっぱり観終えてからの方がいいよなあ。
 中原昌也さんのモンド映画論とインタビューも読み応えありました。「グレートハンティング」って今ワンコインで買えるんだよね。いい時代になったものだ(笑)。
 しかし何度読んでも『切株派宣言』は秀逸だよなと思う。なんか厳かな気持ちになるよ。

*1:

*2:

怪奇映画天国アジア

怪奇映画天国アジア