大島渚と若松孝二
新文芸坐のロビーに貼ってあった「太陽の墓場」のポスターがかっこよくて参った。上半身裸の背中を向けた炎加世子さんが注射を手に、顔だけこちらを振り向いているデザイン。
ただ、かっこいいけど注射はさすがにまずいだろう、昔はおおらかだったんだなとか勝手に思ってたんですけど、よく見てみたら煙草でした。まあ、そんなもんですよね。でもかっこいいことはかっこいい。
大島渚監督といえば、8月末から約1ヶ月にわたって銀座のシネパトスで特集上映があるので非常に楽しみです。上映作品は以下(チラシより)。
【日本映画レトロスペクティブ Part3】
〜愛と性、体制と権力 大島渚 闘いの歴史〜
- 愛と希望の街
- 太陽の墓場
- 少年
- 儀式
- 悦楽
- 青春残酷物語
- 日本の夜と霧
- 絞死刑
- 愛の亡霊
- 白昼の通り魔
- 無理心中 日本の夏
- 新宿泥棒日記
- 日本春歌考
- 戦場のメリークリスマス
- 愛のコリーダ
8月29日(土)-10月2日(金) 銀座シネパトス
http://www.humax-cinema.co.jp/index.html
うーん。楽しみ。たぶん通う。
今週は、今日が文芸坐で「青春残酷物語」と「太陽の墓場」が2本立てで上映されたんですが、他にもPFFの特別プログラムで、黒沢清監督の講義付きで「日本春歌考」と「絞死刑」が上映されるのでプチ渚ウィークなのでした。
ちなみに、この大島渚特集が終わったあとは、若松孝二特集をやはり約1ヶ月やるようです。
【日本映画レトロスペクティブ Part4】
〜月間 若松! 若松孝二 連赤までの道程〜
- 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
- 女学生ゲリラ
- ゆけゆけ二度目の処女
- 犯された白衣
- 胎児が密猟する時
- 秘花
- 狂走情死考
- 現代好色伝 テロルの季節
- 新宿マッド
- 日本暴行暗黒史 異常者の血
- 続日本暴行暗黒史 暴虐魔
- 新日本暴行暗黒史 復讐鬼
- 性家族
- 腹貸し女
- 天使の恍惚
- 情事の履歴書
- 裸の銃弾
- 性賊 セックスジャック
10月3日(土)-10月30日(金) 銀座シネパトス
http://www.humax-cinema.co.jp/index.html
3本立ての日ってあるのかな。「女学生ゲリラ」をやるなら「処女ゲバゲバ」も……と思ってしまうのは贅沢でしょうか。去年のシネマヴェーラでのレトロスペクティブでかからなかったものもやるのでこっちの特集も楽しみだー。