小説

新潮2月号掲載。
青木淳悟「いい子は家で」。
四十日と四十夜のメルヘン
↑「クレーターのほとりで」で私の度肝を抜いた(笑)、青木淳悟の新作書き下ろし。
一通り目を通しただけなのであれなんですけど、変な小説。
おもしろかったんですけど、つかみどころがなくて、なんとも。
細部が妙に生々しくて、微妙に私とシンクロしてたりして、ていうか多くの若い読み手はシンクロしちゃうと思うんですけど、何とも冷や汗な感じで、笑えねえんじゃねえかって感じで。
筒井康隆とか町田康とかと似た雰囲気を持ってる気がします。
ただ「クレーターのほとりで」で期待値が上がってしまっていただけに残念だった。
「すごいものを読んだ!」って感じではないです。
でも今の若い作家の中でトップなのは間違いない。