envy

新作が5月に出るという情報を聞いたので、アルバムを引っ張り出して聴いていたのだった。
「a dead sinking story」*1
聴き直して、改めてかっこいいと思った。
ハードコアとかエモコアなどと呼ばれているが、ぼくはそこらへんのジャンルに詳しくないので、よくわからない。
でもenvyはかっこいいと思うのだ。
直情的で、歌詞なんか青臭さ満載なのだが、それでもいいのだ。
演奏に鬼気迫るものがあって、これが表現なんだと素直に思える。
音楽っていうのは、もちろん技術も必要なのかもしれないのだけれど、やはり感情の高ぶりが重要なのだとぼくは思いたい。
エモーショナルな要素がない音楽は、基本的にぼくは苦手だ。radioheadの「kid A」を聴いていられないのもそれが理由だ。*2
envyにはそれがある。びりびりくるんだな、聴いていると。
新作はどうなるんだろうと考えた。
MOGWAIの前座を勤めたり、MOGWAIのアルバムに参加していたり、ということを考えると、今まで以上にポストロック的な要素が強まるのではないか。それは本当に楽しみだ。
絶唱ではなく、リーディングになったとき、このバンドの叙情性は爆発的に強まるからだ。
それにより、絶叫もひきたつ。
スタイルの破壊と再生を繰り返すような音楽なんだよね
これでアルバム1枚1500円なんだから、男前すぎる。新作は2000円らしいけれど、そんなことは知ったことではない。

*1:

A DEAD SINKING STORY

A DEAD SINKING STORY

*2:まあ、テクノとかエレクトロニカはまた別なのだけれど。