おりじなるこんてすと

 おりじなるこんてすと雑感ということで。
 自作については向こうの作者掲示板でああだこうだ言ったので、その他の投稿作について。
 今回一番高評価だったのが最中さんの「メルヘン非常口は暖色のライティング」だ。何だかうまく表現できないのであれですが、読んでいて一番楽しめたのがこれだった。さすが最中さん。ビバ最中さん。小西真奈美最高。
 ワーストについては書くのをよそう。(笑)
 心外というかショックというか「えー?」だったのが、Revinさんの作者予想で「フヒヒヒリーマンの阿呆はNo.8かNo.44に違いないフヒヒヒ」となっていたことだ。というのも、No.44はたしか7点か8点くらいつけていたが、「今書かれる」という意味が感じられなかったからだ。
 ぼくは現代の小説にこだわっているつもりだ。まあこんぺに出しているのは尺の都合とかエロ規制とかがあって、手法でがんじがらめになってしまっているけれど、普段は現代劇という部分に一番こだわっている。今、書かれるべきして書かれた、といわれるようなものを目指したい。
 No.44にはそこがなかった。今書かれるべきテキストではない思ったし、現代性が完全に抜け落ちていると感じた。本当にうまいし色気があるんだけど、うまくても意味がないんだな、ぼくにとっては。ここから何かを得るというのはまったくない。だから、好き嫌いでいえば、あまり好きではない小説だ。でも減点の理由が見当たらなかったから、得点は高めです。
 というのは、思いっきり負け惜しみでした。別にNo.44をけなしているわけではないんです。おもしろかったし。そもそも現代劇じゃないからいいんだよ、あれは。