徒然なるままに

 最近特に思うのは、忙しいということだ。勉強をするための時間がほとんど取れない。もちろんそれは、例えば公務員試験とか資格試験のための勉強ではなくて、興味があることに対しての勉強なのだけれど、本を読む時間すらない。生活のためではなく自分のための勉強。
 考えてみれば、学生時代はよかった。時間が腐るようにあった。その貴重さに今更ながら気づいている。学生の頃は「やべー。やることねー」などとごろごろするばかりであった。今はとにかく時間がなく、動き始めるためのきっかけもない。
 そこで、大学などでは、社会人のための公開講座というものがあるのだが、それに参加してみるのはひとつのきっかけになるのではないのかと思い、いろいろと調べてみた。おもしろそうな、興味をそそられる講座はいくつかあったが、時間があわなかったり、定員に達していたりと、もう何だかいきなりやる気をそがれる結果になってしまった。まったくもう。
 そしてまた学生時代はよかった、と思考が堂々巡りする。どうしてもっと早く気づかなかったんだろうな、時間の貴重さに。もっと貪欲になっていればよかったよ。学ぶための時間があり余っているというのは、今のおれから見れば、天国みたいなものだぜ、ヒャッホーイ。
 まあ、何が言いたいかというと、学生うらやましいぜってことだ。
 そして小説書き終わらねーぜってことだ。