吉例顔見世大歌舞伎

  一、通し狂言伽羅先代萩

     『花水橋』 
     足利頼兼      福 助

     『竹の間・御殿』 
     乳人政岡      菊五郎
     沖の井       三津五郎
     栄御前       田之助
     八汐        仁左衛門

     『床下』 
     仁木弾正      團十郎
     荒獅子男之助    富十郎

     『対決・刃傷』 
     細川勝元      仁左衛門
     渡辺外記左衛門   段四郎
     仁木弾正      團十郎

  二、 七枚續花の姿繪
     『源太』
     『願人坊主』

     梶原源太、願人坊主 三津五郎


  【夜の部】(午後4時40分開演)

  一、『鶴亀』

     女帝        雀右衛門
     鶴         三津五郎 
     亀         福 助

  二、『良弁杉由来』
     二月堂

     渚の方       芝 翫
     良弁大僧正     仁左衛門

  三、『雛助狂乱』
    『五條橋』

     『雛助狂乱』
     秋田城之助     菊五郎

     『五條橋』
     武蔵坊弁慶     富十郎
     牛若丸       鷹之資

  四、天衣紛上野初花
    『河内山』
     質見世より玄関先まで

     河内山宗俊     團十郎
     松江出雲守     三津五郎  
     高木小左衛門    段四郎

 顔見世の演目が決まったのだった。歌舞伎座からメルマガが来て、そのままコピペ。そのうち歌舞伎座オフィシャルにも詳細が出るだろう。
 幕開きからいきなり通し狂言というのは胃がもたれそうだが、顔見世らしく役者が揃っているので、つまらなくはないだろう。音羽屋のおやじの政岡は立女形が演るよりもサラサラとしていそうだ。今年のお正月に飯炊きを藤十郎が勤めたけれど、菊五郎のは別物になるんじゃないか。藤十郎ほどコッテリしていないはずだ。でも昼の部は家元の舞踊が楽しみで楽しみで仕方がない。
 夜の部は、何だろうこれ、舞踊はどれも観たことがないなあ。「雛助狂乱」って何だ? 「五條橋」は「橋弁慶」とは違うのかしらん……って、八月に国立劇場の二世藤間勘祖十七回忌追善でやったやつか。観に行けなかったのでこれは楽しみだ。「二月堂」と「河内山」はもうお馴染みだなあ。吉右衛門の河内山をもう一回観たい、というか、吉右衛門の河内山と菊五郎の直侍で通しで観たいんだよな、「天衣紛上野初花」は。