演劇

野田地図「ザ・キャラクター」

NODA MAP公演、本日初日でした。行ってきました。題材のせいなのか、終盤は冷静でいられなくて、今こう書いている瞬間もまだくすぶっている感じです。 雑誌や新聞のインタビュー記事には目を通していなかったんですが、新潮の今月号に掲載されている台本を呼…

たまには歌舞伎のこと。

コクーン歌舞伎の「桜姫」を観てきた。先月の現代劇版は観に行っていないという前提での感想になりますが、これおもしろかったです。4年前に上演されたものよりかははるかにおもしろかった。

エレンディラ

さいたま芸術劇場で蜷川幸雄演出の「エレンディラ」を観てきた。ご存知の通り、原作はわれらがガルシア=マルケスだ。

「エンジェルス・イン・アメリカ」

先日、tptの「エンジェルス・イン・アメリカ」の第1部「ミレニアム」、第2部「ペレストロイカ」を観た。これは間違いないく世界の演劇史に残る傑作だと思うし、観ることができてこんなに幸福なことはなかった。至福の7時間だった。 おおいに刺激を受けたし、…

小劇場演劇

ク・ナウカからDMが来て、次の公演を最後に、所属俳優は個人活動に入るとのことだった。実質活動休止のようだ。ちょっとショックだった。 ク・ナウカといえば、二人一役の手法で有名なカンパニーで、二人一役というのは台詞と身体の動きを分けているというこ…

二月大歌舞伎

今日歌舞伎座に行ったら、二月大歌舞伎の看板が出ていた。なんと、「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」。以下配役。これは楽しみだ。慌ててメモしたから、抜けがあるかもしれない。

NODA MAP

今、これを観ないで何を観る。シアターコクーンで野田秀樹 作・演出の「ロープ」を観てきたのだった。初日。出演は宮沢りえ、藤原竜也、他。以下怒涛のネタバレ。

花形歌舞伎/昼の部

観てきたのだった。平成の三之助をシンに置いた公演。 番町皿屋敷 岡本綺堂作の狂言だが、ぼくはこの演目が苦手、というかよくわからなくて、以前三津五郎と福助で観たときも、梅玉と時蔵で観たときも、腑に落ちなかったのだったが、今回も同様だった。つま…

国立劇場十一月歌舞伎公演

国立劇場で「元禄忠臣蔵」を観てきた。三ヶ月連続で、全十篇が上演される。今月はその第二部。

歌舞伎

獅童が女形、浮気に激怒する妻役 http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20061104-112405.html いかんともしがたい記事だな。「身替座禅」の山の神は立ち役が勤めるのが普通だから、どう見ても立ち役の獅童に回ってくるのは珍しくも何ともない…

歌舞伎

メルマガが来ていて、来年正月の浅草歌舞伎の演目と出演者の案内があった。 第1部(午前11時開演) お年玉(年始ご挨拶) 義経千本桜 すし屋 いがみの権太 片岡愛之助 弥助実は三位中将維盛 中村七之助 若葉の内侍 中村亀鶴 梶原平三景時 中村獅童 鮓屋弥左衛門 …

秀山祭九月大歌舞伎/夜の部

一、菊畑 二、籠釣瓶花街酔醒 三、鬼揃紅葉狩 平日休みって最高だな。 「菊畑」 「鬼一法眼三略巻」の中の一幕。この芝居って、観るのは二度目なのだが、どこがおもしろいのか全くわからない。幕開きで浅葱幕落として「わあキレイ」というところと、鬼一法眼…

吉例顔見世大歌舞伎

一、通し狂言『伽羅先代萩』 『花水橋』 足利頼兼 福 助 『竹の間・御殿』 乳人政岡 菊五郎 沖の井 三津五郎 栄御前 田之助 八汐 仁左衛門 『床下』 仁木弾正 團十郎 荒獅子男之助 富十郎 『対決・刃傷』 細川勝元 仁左衛門 渡辺外記左衛門 段四郎 仁木弾正 …

小劇場

下北沢の駅前劇場でスロウライダーの「Maggie」を観た。これが実におもしろくて、今年のおれ的小劇場演劇のハイライトになるくらいの芝居だった。素晴らしかった。 ブローティガンの「西瓜糖の日々」にインスパイアされた芝居とのことだったが、結局どういう…

小劇場

中野のザ・ポケットでクロムモリブデンの「猿の惑星は地球」を観た。最近話題になっているようだったので観に行ったのだが、これが全然おもしろくなくて、何度か帰ろうと思ったくらいだった。通路脇の席だったらたぶん帰っていた。 おもしろいおもしろくない…

秀山祭九月大歌舞伎/昼の部

一、車引 二、引窓 三、業平小町 文屋 四、寺子屋 昼の部の演目は上記なのだが、中でも注目は幸四郎、吉右衛門の兄弟共演が実現した「寺子屋」であって、期待通り、いい芝居だった。不仲が噂されていた二人の共演だったが、舞台上よりもむしろ客席の方が緊張…

八月納涼歌舞伎第三部

行ってきたのだった。四時くらいに銀座について、プランタン銀座でマテ茶を買ってから、時間があったのでドトールで小説を読んでいた。ガボの「ジャーナリズム作品集」の気になるところを読み直しつつ、たまに3Kを読み、「狼と香辛料Ⅱ」も100ページほど読ん…

十月花形歌舞伎

十月花形歌舞伎 通し狂言 染模様恩愛御書 平成18年10月2日(月)〜26日(木) 大阪松竹座 歌舞伎座にチラシが置いてあって幕間に眺めていたのだけれど、これはおもしろそうだ。河竹新七の作だから「籠釣瓶花街酔醒」と同じということになる。だからどうしたとい…

八月納涼歌舞伎/第一部

一、丸橋忠弥 二、近江のお兼 三、たのきゅう 最初に書くのは、今月の狂言立ては結構好みだということだ。先月がガチ拷問だったので、どんな演目が並んでも「いいよいいよ」ということになるのだけれど、新作あり舞踊あり新歌舞伎あり黙阿弥あり通し狂言っぽ…

歌舞伎

歌舞伎座の夜の部を観てきた。 一、山吹 二、天守物語 演目は上記の2作なのだが、マジで金返せよレベルの出し物だった。なんかもうキレ気味で観てました。下座がないとかツケ打ちがないとか、そういったこと関係なく歌舞伎ではないと思った。そもそも客に150…

歌舞伎

来月の泉鏡花祭り、八月納涼歌舞伎の「たのきゅう」や「南総里見八犬伝」も楽しみといえば楽しみなのだが、その期待感も九月大歌舞伎の演目と俳優の前にふきとんでしまった。九月の歌舞伎座は先代の吉右衛門の追善興行になるのだが、大変なことになっている。…

マーティン・マクドナー

東京グローブ座で「ウィー・トーマス」のプレビュー公演を観てきたのだった。マーティン・マクドナー/作、長塚圭史/演出。忘れもしない3年前、2003年に初演されたものの再演。初演のときはあんまりグロいので途中で帰るお客さんがちらほらいたとか。 てい…

歌舞伎

歌舞伎座、夜の部。土曜日だからか、なかなかの盛況でした。 暗闇の丑松 身替座禅 二人夕霧 順番に。 暗闇の丑松 長谷川伸・作の新歌舞伎「暗闇の丑松」だが、これが思いのほかおもしろかったのだった。台本がなかなか良かったのだ。 新歌舞伎っていうのは、…

歌舞伎

歌舞伎座は明日初日です。 ぼくは後半に行く予定なのだが*1、「荒川の佐吉」だけは幕見か当日券で観ようかなと思っている。 ところで卯之吉は誰が演るのだろうか。子役なんだよね。千之助君出ないかな。 *1:ていうか、昼か夜か、片方は必ず後半というか、終…

日本の演劇

桜木町の赤レンガ倉庫まで行ってきたのだった。遊園地再生事業団の「モーターサイクル・ドン・キホーテ」を観てきた。 詳しいプロットは遊園地再生事業団のホームページに書いてあるから省略するとして、これが本当におもしろい芝居で、鳥肌ものなのだった。…

歌舞伎

昨日と一昨日、歌舞伎座と新橋演舞場で歌舞伎を観た。これで歌舞伎座の昼の部・夜の部、新橋演舞場の昼の部・夜の部を全部観たことになる。大変だよ、観る方は。体力的に昼夜通しで観るのは無理だからな。腰痛くなるし。 吃又 保名 藤娘 黒手組曲輪達引 上が…

歌舞伎座とザ・スズナリ

今日は休みだったので、歌舞伎座昼の部と下北沢スズナリで上演されている「密室彼女」を観てきたのだった。 歌舞伎座はよかった。 江戸の夕映え 雷船頭 外郎売 権三と助十 演目は上記なのだが、どれもおもしろかった。全体的に楽しめなかった先月に比べると…

大人計画

今日は下北沢で大人計画の「まとまったお金の唄」を観てきましたよ。初日。 観終わって思ったのは、やはりぼくは役者・宮藤官九郎が好きなんだなってこと。以前の公演でいえば、「母を逃がす」とか「ふくすけ」を観たときにいいなって思ってて、今日、再確認…

七月大歌舞伎

さて、もっとカオスなのが歌舞伎座の演目だ。 五月、六月と書き物が多いのが気になっていたのだけれど、今日メールマガジンで七月の演目を知った。 七月大歌舞伎千穐楽> 昼の部 夜叉ヶ池 海神別荘 夜の部 山吹 天守物語 何、この真夏の泉鏡花祭り。ありえね…

コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」

観てきたのだった。千秋楽。この日のために有給申請。 山手線、湘南新宿ラインの事故の影響で、30分開演を遅らせての上演だった。 それは妥当な判断だと思う。お客さん、心なしか少なかったしな。 芝居の内容自体は以前行ったときと変わっていなかったように…