ガブリエル・ガルシア=マルケス

 買った。探した探した。新国立劇場で「アジアの女」を観たあと、渋谷に出て、啓文堂に行ってみたらなくて、ていうか同日発売のポール・オースターとか保坂和志とかあってもガボが見当たらなくて、「ガボくらいの作家ともなると、特設コーナーがあるのだな」などと思って探してみたが、あるのは京極夏彦の特設コーナーばかりでガボがない。ファック。ブックファーストまで行って、やっと買えた。新刊の棚の一番上に山のようにあった。ブックファーストマジ最高。
 で、まだ読んでいないのだが、チラシが挟まっていて、衝撃の展開だった。以下要約。

ガルシア=マルケス全小説
Obras de Garcìa Màrquez

  • 「落葉 他12篇」(2007年2月刊行予定)
  • 「悪い時 他9篇」(2007年6月刊行予定)
  • 百年の孤独」(2006年12月刊)
  • 「族長の秋 他6篇」(2007年4月刊行予定)
  • 予告された殺人の記録 十二の遍歴の物語」(2007年12月刊行予定)
  • コレラの時代の愛」(2006年10月刊)
  • 「迷宮の将軍」(2007年10月刊行予定)
  • 「愛その他の悪霊について」(2007年8月刊行予定)
  • 「わが悲しき娼婦たちの思い出」(2007年9月刊)
  • 「自伝 語るための人生」(2008年刊行予定)

 ガボ全集の発売が決定してた! うわー、何これ! 新潮社マジでやべえ。驚きを禁じえねえよ。ていうか、半蔵門線渋谷駅のホームで絶叫しそうになったよ。新訳にはならないようだけれど、多少の手直しはあるのだろうか。それにしても新潮社最高すぎ。おれがどれくらい興奮しているか、おれ以外には想像もつかないに違いない。
 2008年までおれは死ねない。バルガス=ジョサの絶版本もこの勢いで復刊してくれよ、マジで。