そしてえあこん

 なんで上のようなことをいきなり書いたかというと、AIRにもやっぱり不可避っていうことが強く作用しているように思えたからだった。翼の呪いを受け継いで生まれた者は国崎一族(仮)と出会っても出会わなくても苦しみの人生を送るということはあらかじめ決められてしまっているわけですよね。
 それどころか、運良く出会えたところで、もっとひどい状況になってしまって、そんなのが1000年も続いたっていう、このひどさ。国崎一族関係なしにはじめっから逃げられないし、意味もわからず死んでいく子もいたのかもしれない。ひどいなあ。
 作中ではSUMMER編を除いて、国崎母と国崎最高のエピソードしか語られないけれど、あれ?語られないよね?、もっとひどい話もあったんだろうなとか、そういうのをふまえつつ、ぼくは話を作っていったのだった。