前哨戦

 八月にシアターイメージフォーラムで松井良彦監督の「追悼のざわめき」がレイトショーで公開されるわけですが、それに先立って、七月末から八月頭にかけて、渋谷のアップリンクファクトリーで同じ松井監督の「豚鶏心中」と「錆びた缶空」が上映される。楽しみだぜ、わっしょい。
 出演者とかスタッフの名前を眺めていると、何となく気づくことがある。「錆びた缶空」の映像と編集には大好きな映画作家の一人である石井聰亙さんの名前があるし、「追悼のざわめき」には維新派の松本雄吉さんが声で参加しているようだ。最初は同姓同名かと思ったけれど、協力に維新派の名前があるからきっとご本人だろう。こういうささやかなつながりを見つけると何となくうれしくなってしまいますね。
 あ、維新派といえば、今年の秋に数年ぶりの関東公演がありますね。彩の国さいたま芸術劇場大ホールで「nostalgia」が上演される。これも楽しみなのである。