たかが映画じゃないか!

可能な限り残酷過激で、しかも法に触れない映画を作ってくれと言われたとして、本作を超える作品が作れるだろうか?

 「キリング・フォー・カルチャー」にこう書かせたカルト映画「LAST HOUSE ON DEAD END STREET」がついに国内盤でリリースされます。存在は前々から知っていたし、新宿のビデオマーケットやディスクユニオンで輸入DVDが売られているのを見て何度か買いそうになったけれども、その度に何となく思い止まってきた一作です。
 いったい誰が待ち望んでいるのかさっぱりわかりませんが、とりあえず買ってみようと思います。ただ残念なのが邦題が「悪魔のゴアゴア仕置人」というトロマ臭のするものになっていること。原題が「鮮血の美学 LAST HOUSE ON THE LEFT」をもじったものになっているのだから、それっぽいタイトルを付けて欲しかったな。でも「悪魔のゴアゴア仕置人」だとバカホラーだと思って借りてしまう人がいるかもしれないから、地雷としてはいいのかもしれない。
 他にも「悪魔の凶暴パニック」「悪魔の調教師」というしょうもなさそうな(もちろん良い意味で!)映画がリリースされ、以上3作をパックした「グラインドハウス・ムービー 悪魔のDVD-BOX」もあわせて発売になります。何があったんだキングレコード。いいぞもっとやれ。