湯浅湾ライブ@三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON

 先週の話になりますが、三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONであった湯浅湾のライブに行ってきた。出演は湯浅湾だけでなく、久土'n'茶谷、石橋英子山本精一、そして湯浅湾という3組。
 湯浅湾以外は初めてだったんですが、久土'n'茶谷! ドラムとギターだけで、基本カバーばかりなんですけど、激しい歌と演奏で、なんかすごかった。どう書いたらいいんだろう。音的には異質のはずなのに、ソウルは昭和の場末だった。そういうの好き。最後に演奏した「諦念プシガンガ」が最高すぎる。なんという戸川純……。
 石橋英子山本精一は一転して静かな歌ものでした。ピアノとギターだけ。穏やかで幸福なひととき。山本さんってこんな歌声なんだ……。「八月の濡れた砂」のカバーが大変好みでした。
 そしてトリが湯浅湾。吉祥寺ディスクユニオンのインストアイベント、高円寺・円盤でのライブ、そしてこの日と三度目でしたが、やっぱり素晴らしかった。飄々とした湯浅さんの佇まいとは対照的に、骨太な演奏。やっぱりかっこいい!
 最近は、知識も経験も技術もある人が余裕をもって演奏しているような音楽が好きです。若いバンドもいいんですけどね。勢いに乗り切れなくてちょっとね。年なのかな。湯浅湾はとにかくツボだー。8月の真夜中の湾祭りも行かなければ。
 以下湯浅湾セットリスト。

  • 1 煙粉
  • 2 シェーの果て
  • 3 ゆらたま
  • 4 猿に似たおばさん
  • 5 豚は悪くない
  • 6 気配と木霊
  • 7 柔らかい太陽
  • 8 ミミズ