ザ・グリード

 日テレで放送していたので見ていた。ちょっと見て、「あ、これ前も見たな」と気づいた。
 この「ザ・グリード」というのはじつにおもしろい映画だ。どこまでもB級映画で、B級であることを誇りに思っているんだろう。完全なエンタメである。本当におもしろい。娯楽映画の王道だ。
 やたらとキャラ立ちしている登場人物。ツボを心得た展開と描写。ところどころグロテスクにして、客を揺さぶることも忘れていないし、いちいち派手に飛び散る化け物の体液とか必要以上に豪快なラストの爆破シーン、とってつけたようなラブロマンス、そして万が一ヒットしたときのために続編も作れるように終わらせる商魂のたくましさもステキだ。まさにB級。
 頻繁にテレビ放送されているから、機会があればまた見てしまうなあ。楽しめる映画っていうのはこういう映画のことなんだろう。ちなみに今日は10時くらいから見た。半分過ぎから見ても大体筋がわかるっていうのもB級映画の王道だ。