青木淳悟

いい子は家で

いい子は家で

 いつの間にか単行本が発売になってたー! 表題作と、「ふるさと以外のことは知らない」、「市街地の家」の三篇を収録。
 「ふるさと以外のことは知らない」は本当に、心底「これはすげー。さぞかし話題になるだろうな」と思っていたにも関わらず、いいようにスルーされた小説で、今試しにググってみても、該当の少ないこと。
 初めて読んだときの印象は文学というよりもSFだったのだけれど、「四十日と四十夜のメルヘン」*1のときのように、雑誌掲載時と印象が大きく変わるということもあるので、ここはやはり単行本を買って読み直すべきなのだろうと思った。あれ、だんだん楽しみになってきた。
 そして、そろそろ新作発表があっていいと時期だと思うんだ。毎月毎月楽しみにしているのだけれどね。

*1:

四十日と四十夜のメルヘン

四十日と四十夜のメルヘン